２０１２年１０月２１日 「もう泣かなくともよい」 （ルカ７：１１〜１７）
	今週の御言葉 「主はこの母親を見て、憐れに思い、『もう泣かなくともよい』と言われた。」 （ルカ７：１３）
	この主の言葉は、一見、驚くべきものです。 身近な者を亡くし、悲しみの極みにある人に対して、 「もう泣かなくともよい」などとはとても言えません。 むしろ、何の言葉もかけられず、共に泣くことしか出来ません。 けれども、この時のイエス様の言葉は、冷酷なものではありませんでした。 むしろ、心の一番深いところから溢れ出た、最も慰めに満ちたものだったのです。 　なぜなら、これは絶望から確かな希望へと変えるイエス様の全存在をかけた力ある言葉だからです。 それは、ただひたすら死へと向かうしかない流れを止め、死んだ者を生かすものだからです。 そのままでは死を迎えるしかない者に永遠の命を約束し、 生ける神の言葉によって支え、強め、慰めてくださる方の言葉がここにあります。 それが絶望の只中にある人への最も深い慰めとなって与えられています。
		江古田教会牧師　風間義信

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１２年１０月２１日