2016年1月10日 「イエスを何者と告白するか」 (マルコ6:14〜29) |
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今週の御言葉 「イエスの名が知れ渡ったので、ヘロデ王の耳にも入った。 人々は言っていた。『洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ。 だから、奇跡を行う力が彼に働いている。』そのほかにも、 『彼はエリヤだ』という人もいれば、『昔の預言者のような預言者だ』と言う人もいた。」 (マルコによる福音書6:14〜15) |
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当時、ガリラヤを支配していたヘロデをはじめ、ガリラヤの人々は、 主イエスが一体、何者なのか考え始めました。 第一の主張は、「洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ」というものです。 これは、ヨハネを殺したヘロデの考えでもありました。 第二の主張は、「彼はエリヤだ」というものでした。 エリヤは、北イスラエル王国でアハブ王、アハズヤ王の時代に活躍した預言者です。 エリヤは、天に上げられることで、地上の生涯を終えたため、 やがて天より戻って来ると信じられるようになりました。 第三の主張は、「昔の預言者のような預言者だ」というものでした。 旧約の預言者に連なる預言者の一人ではないかという考えです。 ヘロデもガリラヤの人々も主イエスが救い主であるとは気が付きませんでした。 主イエスの福音宣教は、人々の無理解の中で続けられます。 私たちも忍耐強く福音宣教の働きを続けていきたいと思います。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |