2016年1月24日 「恐れることはない」 (マルコ6:45〜56) |
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今週の御言葉 「皆はイエスを見ておびえたのである。しかし、イエスはすぐ彼らと話し始めて、 『安心しなさい。わたしだ。恐れることはない』と言われた。」 (マルコによる福音書6:50) |
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たとえ主イエスが舟に乗っていなかったとして、 必要があれば、湖の上を歩いて弟子たちのところまで行くことができるので、 主イエスにとっては、湖の上すらも問題になりません。 弟子たちは、湖と風の力に支配されていたため、 自分たちの横を通り過ぎようとされた主イエスを何か得体のしれないものと誤解し、 おびえてしまいました。 弟子たちは、恐怖に支配されていました。 そこで、主イエスは、弟子たちに「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と 語りかけて下さいました。 主イエスは、恐怖であわてふためいている弟子たちに、 まず「安心しなさい」と語りかけられます。 主イエスが共にいてくださることにまさる安心はありません。 主イエスは、弟子たちにしっかりと「わたしだ」と力強く御自身であることを示されます。 だから「恐れることはない」と励まします。 こうして、主イエスが舟に乗り込むと、さっきまでの出来事がうそであったかのように、 風が静まりました。 弟子たちは、今まで自分たちに起こった出来事について ただ驚くことしかできませんでした。 それは、パンの出来事を理解せず、心が鈍くなっていたからでした。 弟子たちは、まだイエスが何者なのかわかりませんでした。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |