2016年3月13日 「ピラトに尋問されるキリスト」 (ヨハネ18:28〜40) |
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今週の御言葉 「すると、彼らは、『その男ではない。バラバを』と大声で言い返した。 バラバは強盗であった。」 (ヨハネによる福音書18:40) |
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ユダヤ人たちは、ピラトに対して、「その男ではない。バラバを」と言い、 主イエスではなくバラバという強盗を釈放するように要求しました。 バラバという人物がどういうことをしてローマに捕らえられたのかわかりません。 恐らくローマに対して反乱を企てた人物だったと思われます。 ピラトは、主イエスに何の罪も見いだすことができませんでした。 しかし、結局は、ユダヤ人たちの激しい要求を聞かざるを得なくなり、 主イエスを釈放させることができませんでした。 こうして、主イエスは、十字架の道を歩まざるを得ない状況に陥っていきます。 主イエスを十字架に追いやったのは、人々の傲慢の罪です。 主イエスは、人々の罪のゆえに、十字架の苦しみを味わうことになります。 しかし、この十字架の苦しみが実は私たちの罪を赦すためでした。 主イエスの十字架の苦しみと私たちの救いについて、この受難節の時、 思いをめぐらしましょう。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |