2016年6月12日 「真実の祈り」 (マルコ9:14〜29) |
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今週の御言葉 「イエスが家の中に入られると、弟子たちはひそかに、 『なぜ、わたしたちはあの霊を追い出せなかったのでしょうか』と尋ねた。 イエスは、『この種のものは、祈りによらなければ 決して追い出すことはできないのだ』と言われた。」 (マルコによる福音書9:28〜29) |
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主イエスは、弟子の代表であるペトロに語りかけます。 この主イエスの言葉は、ペトロを通して教会全体に語られていると考えることできます。 イエス・キリストの教会は、キリストから天の国の鍵を授けられています。 この天の国は、肉体の死を超えてもなお続いていきます。 この天の国に人を入れることができる鍵を教会が持っています。 もしそうだとしたら、神へ自分自身をあずけていません。 このような状態では、善い結果は期待できません。 私たちは、常に自分自身の弱さを認めて、その弱さの中で、 神に自分自身のすべてをあずけて、奉仕や信仰生活のすべてを行っていきたいと思います。 「真実の祈り」とは、信じることができない弱さも含めた自分自身のすべてを神にあずけて、 この神に信頼していくことです。 このような神への信頼がないところでは、弟子たちが汚れた霊を追い出せなかったように、 福音宣教は進んでいきません。 共に祈りつつ教会形成、信仰生活に励んでいきましょう。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |