2016年6月19日 「仕える者になりなさい」 (マルコ9:30〜37) |
今週の御言葉 「イエスが座り、十二人を呼び寄せて言われた。『いちばん先になりたい者は、 すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。』」 (マルコによる福音書9:35) |
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主イエスは、弟子たちに「いちばん先になりたい者」、すなわち一番偉い者は、 「すべての人に仕える者になりなさい」と勧められます。 「仕える者」という言葉は、他に「執事」とか「奉仕者」、 または、「召使」とも訳すことができます。 主イエスは、ここで弟子たちに一番偉い者とは、 すべての人の召使になる人だと教えて下さいました。 誰に対しても身を低くして、へりくだって仕えることこそ主イエスに従う者の姿であり、 一番偉い者の姿です。 そして、このすべての人の召使になる姿こそ、主イエスが十字架への道を通して 私たちに示して下さったものでした。 普通、私たちは、見返りを期待したり、何か効果を得ることを期待して人に仕えます。 ところが、主イエスは、そうのようなことは、いっさい度外視して、 無条件で、何の見返りも効果も期待しないでどんな人にも仕えることを勧めました。 このことがすなわち、主イエスに仕えることであり、神に仕えることです。 そして、この生き方こそ、主イエスが十字架への道を通して、私たちに示したものでした。 ぜひ、私たちは、十字架に勝利して、天に上げられた主イエスを見上げて、 私たちもすべての人に何の見返りも期待しないで仕えていきたいと願います |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |