2016年9月11日 「エルサレム入城」 (マルコ11:1〜11) |
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今週の御言葉 「そして、前を行く者も後に従う者も叫んだ。 『ホサナ。主の名に よって来られる方に、祝福があるように。 我らの父ダビデ』の 来るべき国に祝福があるように。 いと高きところにホサナ。』」 (マルコによる福音書1:9〜10) |
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人々は、詩編を歌うことで、主イエスのエルサレム入城を喜び 賛美しました。 旧約聖書において、ダビデ王国が永遠に続くことが 約束されています。 人々が「我らの父ダビデの来るべき国」と歌って いるのは、 主なる神がダビデに約束した王国が今まさに主イエスに よって実現されると信じたからです。 ただし、人々がやがて実現する ダビデ王国をどういう国と理解していたのかは まだはっきりとはわかり ません。 もしかしたら、主イエスが圧倒的な神の力を持って、ローマ兵 をユダヤから追い出して、 再びかつてのダビデ王国を復興してくれると 信じたのかもしれません。 もし、人々がこのように王国を理解していた としたら、とるにたらない弱々しい子ろばに乗って エルサレムに入って 行こうとされる主イエスの姿はあまりにもこっけいです。 主イエスが エルサレムにたどり着いたということは、 いよいよ主イエスの受難が 始まることを意味しています。 主イエスは、これから受難を通して、 受難のクライマックスである十字架刑を通して 御自身が私たちの王で あることを示して下さいます。 受難の意味を考えながらこれからの 主イエスのエルサレムでの出来事を みていきたいと願います 。 |
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