2017年2月26日 「イエスに注がれた香油」 (マルコによる福音書14:1〜9) |
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今週の御言葉 「貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるから、したいときに良いことをしてやれる。 しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではない。この人はできるかぎりのことをした。 つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。」 (マルコによる福音書1:7〜8) |
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ここで、主イエスは、「わたしはいつも一緒にいるわけではない」と言い、 これから受ける苦しみを暗示する言葉を語ります。 主イエスは、この女性の行為について、「埋葬の準備をしてくれた」とまで言いました。 「埋葬の準備」とは、要するに死が迫っていることを意味しています。 彼女は、知らず知らずの内に、主イエスの埋葬の準備、主イエスの十字架の死の準備を行っていました。 それだけではなく、この女性は、主イエスに香油を注いだことによって、 主イエスが「油注がれた者」、キリストであることも結果的に示すことになりました。 この女性の行為は、主イエスが苦しみを受けて死ぬことになるキリストであることを示していました。 この女性の出来事は、主イエスの受難のスタートを示し、 主イエスの十字架と復活というクライマックスに向かって進んでいくきっかけとなりました。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |