2017年03月12日 「弟子の裏切り」 (マルコ14:10〜21) |
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今週の御言葉 「人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。 だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」 (マルコによる福音書14:21) |
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過越の食事は、主の民が神によって救われたこと、民が主なる神を中心にして 一致していることを確認するとても大切な行事です。 ところが、十二人の弟子たちは、この時、実は一致してはいませんでした。 十二人の一人ユダが裏切って祭司長たちと通じていいました。 主イエスに従っていくという弟子たちの思いもかなり揺らいでいました。 主イエスは、このような弟子たちの状況を見ぬいていました。 弟子たちは、この一致を確かめる食事の席でとても物騒な事を言われたことに心を痛めましたが、 自分は決して裏切らないと確信して言える弟子もいませんでした。 主イエスは、人間の罪のために、これから十字架への道に赴かなければなりません。 しかし、人間の罪であるにもかかわらず、これから神の深い計画が実現しようとしています。 主イエスは、罪と弱さを持った弟子たちの中心にいて、過越の食事を導いて下さいました。 私たちが属する教会も同じです。 様々な欠け多き私たちの中心に、今日も主イエス・キリストがいて下さいます。 この一週間も主イエスと共に歩んでいきましょう。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |