2017年11月26日 「聖霊によって送り出される」 (使徒13:1〜12) |
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今週の御言葉 「総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚き、信仰に入った。」 (使徒言行録13:12) |
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サウロは、バルイエスに対して、「あらゆる偽りと欺きに満ちた者」、 「悪魔の子」、「すべての正義の敵」などかなり強烈な言葉をあびせています。 主は、サウロの言葉を通してバルイエスの目を見えなくしてしまいました。 ただし、目が見えない状態は、時が来るまでです。 バルイエスがそもそもどのような罪を犯していたのか、 目が見えなくなった後にどうなったのかについては、残念ながら聖書は、何も伝えてはいません。 主は、サウロの時のようにバルイエスの目を見えなくすることで、 悔い改めの機会を与えたと言うことができます。 サウロがそうであったように、バルイエスもサウロの働きを通して、後に自分を悔い改め、 イエスを救い主と信じるようになったのではないかと考えたいと思います。 ただし、今日の箇所の結論は、「総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚き、信仰に入った」 ということです。 ローマ人であったセルギウス・パウルスは、バルナバとサウロの語る主の教えに驚いて、 イエスを救い主と信じるようになりました。 こうして、バルナバの故郷、キプロスにも「キリスト者」が誕生しました。 しかもセルギウス・パウルスを通して、ユダヤ人ではなくローマ人にも福音が伝えられていきました。 アンティオキア教会の働きを通して、福音は、ユダヤ人だけではなく、 世界に広がっていこうとしています。 私たちも聖霊の働きに信頼して福音宣教を続けていきたいと思います。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |