2018年4月22日 「すべての人が主を求めるために」 (使徒言行録15:12〜21) |
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今週の御言葉 「それで、わたしはこう判断します。神に立ち帰る異邦人を悩ませてはなりません。」 (使徒言行録15:19) |
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ヤコブがアモス書を引用して訴えたかったことは、異邦人伝道は、聖書に反することではなく、 聖書の預言の実現であるということです。 すなわち、ヤコブは、救いにとって割礼は、絶対条件ではないことをはっきりと主張しました。 こうして、エルサレム使徒会議において、主イエスの一番弟子であるペトロと 主イエスの弟であるヤコブという二代指導者のお墨付きを得て、 割礼を受けていない異邦人に対する福音宣教が公に認められました。 福音宣教は、エルサレム使徒会議を境にして、地の果てまでも、 すなわち、全世界へと広げられていこうとしています。 聖書は、旧約の時代から決して排他的ではありません。 もともと主なる神がイスラエルの祖先であるアブラハムとした約束は、 「すべての人々がアブラハムとその子孫によって祝福に入る」というものでした。 神の民イスラエルには、自分たちによってすべての人々に祝福をもたらすという使命がありました。 すべての人々にもたらされる祝福は、イエス・キリストの誕生によってよりはっきりと示されました。 すべての人々に祝福をもたらす使命は、新約の時代になって、教会に受け継がれました。 私たちの唯一の救いである主イエス・キリストの恵みをすべての人々に宣べ伝えていきたいと思います。 |
江古田教会牧師 浅野正紀 |