2018年9月23日 「雄弁家アポロ」 (使徒言行録18章18〜28節) |
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今週の御言葉 「それから、アポロがアカイア州に渡ることを望んでいたので、兄弟たちはアポロを励まし、 かの地の弟子たちに彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。 アポロはそこへ着くと、既に恵みによって信じていた人々を大いに助けた。 彼が聖書に基づいて、メシアはイエスであると公然と立証し、 激しい語調でユダヤ人を説き伏せたからである」 (使徒言行録18:27〜28) |
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アポロは、エジプトのアレクサンドリア出身のユダヤ人でした。 アレクサンドリアは、学問の町でした。ここに住むユダヤ人たちは、 早くからヘブライ語の聖書をギリシア語に翻訳して、会堂で教えていました。 アポロは、このような環境で育ち、ある時期に洗礼者ヨハネのもとへ行き、悔い改めの洗礼を受けました。 アポロは、「雄弁家」であったと記されています。 アポロは、頭もよく話が上手だったのではないかと思います。 アポロは、パウロが前に伝道していたコリントへと行き、福音を語り、コリント教会を助けました。 アポロは、まだイエスが救い主であることを知らないユダヤ人に対して、 聖書に約束されているメシア、救い主がイエスであることを熱心に伝えました。 こうして、アポロは、今後十二使徒、パウロと並ぶ福音宣教者となっていきました。 教会は、決して一人の働きで建て上げられるのではありません。 主が使わして下さる伝道者、多くの信徒の働き、多くの人の祈りに支えられて、建て上げられ、成長していきます。 |
江古田教会牧師 浅野正紀 |