2017年6月11日 「十字架につけられた王」 (マルコ15:16〜32) |
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今週の御言葉 「そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、『ユダヤ人の王、万歳』と 言って敬礼し始めた。また何度も、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、ひざまずいて 拝んだりした。このようにイエスを侮辱したあげく、紫の服を脱がせて元の服を着せた。 そして、十字架につけるために外へ引き出した。」 (マルコによる福音書15:17〜20) |
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主イエスは、ローマ兵に引き渡されて以降は、 もはや普通の人間としての扱いを受けることはありませんでした。 今日の箇所では、支配する側であるローマ兵の罪がうきぼりにされています。 ローマ兵の部隊が全員、総督官邸に呼び集められました。 彼らは、主イエスに紫の服を着せ、茨で王冠をつくって、かぶらせ、 「ユダヤ人の王、万歳」と言って、敬礼し始めました。 これは、明らかに主イエスを侮辱している行為です。 その後、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけるというひどいことを主イエスに行いました、 彼らは、ひざまずいて、主イエスを拝むようなふりをしました。 彼らは主イエスがユダヤ人の王として捕らえられたということで、主イエスを徹底的にからかっています。 こうして、主イエスが弟子たちに予告してきた「異邦人は人の子を侮辱し、唾をかけ、鞭打ったうえで殺す」 (マルコ10:34)ということが実現しています。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |