2017年11月19日 「サウロ、アンティオキアへ」 (使徒11:19〜30) |
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今週の御言葉 「それからバルナバはサウロを捜しにタルソスへ行き、見つけ出してアンティオキアに連れ帰った。 二人は、丸一年の間そこの教会に一緒にいて多くの人を教えた。 このアンティオキアで、弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。」 (使徒言行録11:25〜26) |
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神の恵みが与えられているアンティオキア教会を見たバルナバは、一つの大きな決断をくだしました。 なんとバルナバは、サウロをアンティオキアに呼び寄せて共に働くことを決断しました。 サウロは、キリスト者となって初めてエルサレムに入っていった時、ユダヤ人に命を狙われるようになり、 故郷のタルソスに逃げ帰っていました。 バルナバは、わざわざタルソスに向かい、そこで、サウロを捜し出して、 アンティオキアへと連れていきました。 バルナバは、サウロと共に、アンティオキア教会で一年間、働きました。 こうして、アンティオキア教会で初めて、そのメンバーが「キリスト者」という名称で、 呼ばれるようになりました。 エルサレム教会のメンバーの中心は、ユダヤ人です。 ですから、エルサレム教会のキリスト者たちは、神殿礼拝などのユダヤ人としての慣習も守っていました。 そのため、エルサレム教会は、ユダヤ教の一グループのように感じていたのではないかと思います。 他方、アンティオキア教会は、最初からギリシア語を話すユダヤ人以外の人々にも 福音が伝えられましたので、ユダヤ教の一グループとしてではなく、 「キリスト者」という新しグループとして認識されました。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |