2016年1月17日 「主イエスの養い」 (マルコ6:30〜43) |
今週の御言葉 「イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、 パンを裂いて、弟子たちに渡しては配らせ、二匹の魚も皆に分配された。 すべての人が食べて満腹した。」 (マルコによる福音書6:41〜42) |
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この出来事は、休憩しようとしている主イエスと弟子たちを、 なりふり構わず追いかけてきた群衆に対して、 主イエスが「飼い主のいない羊」のようであると思い深く憐れまれたことに端を発しています。 すなわち、恐らく何らかの問題を抱えて満たされない状況の中にいる人々が、 その解決をただ主イエスに求めようとして追いかけてきたことによって、 この奇跡の出来事が起こされました。 弟子たちが持っていた五つのパンと二匹の魚だけは、普通、五千人もの人を満たすことなどできません。 ところが、主イエスは、天を仰いで祈って分配することで、五千人の人々を十分に満たされました。 その後、残りを集めたところ十二の籠にいっぱいになりました。 少ない食べ物を分配したにもかかわらず、十分な量の残りが返ってきました。 弟子たちが今、持っているものを主イエスは、豊かに用いて下さいました。 主イエスは、たとえどんなに少ない分量のものでも神にすべてを委ね用いてくださいます。 こうして、主イエスは、人々を充分に満たして下さいます。 主イエスは、弟子たちをこのように用いられたように、私たちのことも用いて下さいます。 |
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江古田教会牧師 浅野正紀 |